2024年版!不動産クラウドファンディングおすすめ11社を徹底比較

株式会社フィジビリ 編集部

実際に複数の不動産クラウドファンディングを利用している筆者が、本当におすすめできる不動産クラウドファンディングのみを厳選してご紹介。

不動産クラウドファンディング
比較検証項目
  • ファンドの想定・平均利回り
  • 運用期間の長さや途中で換金可能かどうか
  • 貸し倒れや返済遅延などトラブルの有無
  • ファンド実績総数やユーザーの口コミ良好度

上記の項目を当サイト独自の採点方式で点数化し、各項目の点数を合算した総合点でランキング順位を決定しています。

2024年最新!
おすすめ不動産クラウドファンディング
第1位
総合評価

実績総数
約100件
想定利回り
約4〜10%
最低投資額
1口1万円
累計調達額No1
第2位
総合評価

実績総数
約110件
想定利回り
約4.4%
最低投資額
1口1万円
ユーザー数No1

※不動産クラウドファンディングにおいて、利回りが高い案件は応募倍率が高く抽選落ちする可能性が高いです。当選確率を上げるために、複数の不動産クラウドファンディングを併用して応募するのがおすすめ。

不動産クラウドファンディングおすすめ11選

おすすめの不動産クラウドファンディングを厳選して11社ご紹介します。

第1位:COZUCHI(コヅチ)

運営会社LAETOLI株式会社
実績平均利回り約4%〜13%
平均運用期間11.2ヶ月
実績総数約90件
メリット・配当利回りに上限が設定されていない
・実績平均利回り4~13%程度の高い利回り
・いつでも換金できる
・優先劣後方式を採用している
デメリット・分配金は総合課税の対象
・抽選の倍率が高い

COZUCHI』は、LAETOLI株式会社が運営する不動産投資クラウドファンディングです。リノベーション事業や不動産買取事業を展開する不動産会社でもあり、その本業のノウハウを生かしてCOZUCHIを運営しています。

COZUCHIの特徴は、以下のとおりです。

  • 少額から投資OK
  • 最短15分で投資可能
  • 運用はプロにおまかせ
  • これまで元本毀損がなく換金はいつでもOK
  • 会員登録&投資でアマギフ最大50,500円プレゼント

物件の賃料収入や売却想定価格等をきっちりシミュレーションし、優先劣後構造を採用することで、年利率4~13%程度のハイリターンを実現しています。

賃貸用マンションの案件に加え、数億円規模の大型ファンドを組成することもあり、投資対象となる不動産のバリュエーションが豊富です。

第2位:利回りくん

運営会社株式会社シーラ
実績平均利回り約4.4%
平均運用期間3ヶ月〜1年
実績総数約110件
メリット・運用期間3か月〜1年の短期ファンド
・実績平均利回り4.4%程度の高い利回り
・優先劣後方式を採用している
デメリット・人気ファンドの抽選倍率が高い

利回りくん』の運営会社である株式会社シーラは、2023年米ナスダックに上場した株式会社シーラテクノロジーズのグループ企業です。自社開発マンションブランドの展開、不動産資産管理、運用事業を行っております。

利回りくんの特徴は、以下のとおりです。

  • 運用期間3か月〜1年の短期ファンド
  • 不動産クラウドファンディング会員数No1
  • 実績平均利回り4.4%程度の高い利回り
  • 1口1万円の少額から投資OK
  • 優先劣後方式を採用している

少額かつ短期ファンドがメインであるため、ユーザー人気が高く会員数は約28万人と業界No1です。年間想定利回りは4.4%程度ほどなので、ミドルリスク・ミドルリターンのファンドが多い印象です。

第3位:TECROWD(テクラウド)

運営会社TECRA株式会社
想定利回り7~11%
運用期間4~30ヶ月
主な投資先マンション / ビル / グループホーム
出資形態優先劣後方式
メリット・優先劣後方式を採用している
・高利回りが狙える
・為替変動によるリスクを軽減
デメリット・出資金が元本割れを起こすリスクがある
・カントリーリスクがある
・最低投資金額が1口10万円と高い

TECROWD』では、経済発展の著しい新興国のオフィスビルやレジデンス、国内の障がい者を対象とした集合住宅を取り扱っています。新興国では著しい経済成長が見られるので、市場成長や高い配当が期待できます。

TECROWDの特徴は、以下のとおりです。

  • 10万円から投資可能
  • 平均利回り8%以上
  • 手続きは全てネットで完結
  • 国際的格付を取得しているインベスコアグループが運営

ファンドの対象となる不動産は、運営会社であるTECRA株式会社が建設・監修を担っており、新興国の富裕層向け高級住宅や複合商業型オフィスビルが主で、利回りの高いファンドが多いです。

海外の不動産に投資するデメリットの1つに、不動産の建設や管理が不透明である点が挙げられますが、建築業や海外開発業を行う日本の運営会社が施工や監修、建設を行うので、高い品質管理が実現できています。

第4位:CREAL(クリアル)

運営会社クリアル株式会社
想定利回り3%〜8%
運用期間8ヶ月〜18ヶ月
実績総数組成ファンド数:59 / 累計調達額:165億円突破
メリット・優先劣後方式を採用している
・1口1万円から少額で投資可能
・年利率3~8%程度の高い利回り
デメリット・出資金が元本割れを起こすリスクがある
・途中解約や売却ができない

CREAL』は、東証グロース上場企業であるクリアル株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。2018年よりサービスを開始しており、ファンドの累計調達金額は165億円を突破しています。

CREALの特徴は、以下のとおりです。

  • 想定利回り3%〜8%の資産運用
  • マスターリース契約で空室リスク減
  • 優先劣後出資を採用
  • 信託銀行を活用した分別管理

年間想定利回りとしては、3~8%程度で募集しており、ミドルリスク・ミドルリターンのファンドが多い印象です。

個人では投資することが難しい保育園や宿泊施設、専門学校、一棟マンションなどにも投資できるので、規模の大きい不動産開発に関わってみたい方におすすめです。

第5位:利回り不動産

運営会社株式会社ワイズホールディングス
想定利回り約5.5%〜8%
平均運用期間6ヵ月〜12ヵ月
実績総数28件
メリット・優先劣後方式を採用している
・1口1万円から少額で投資可能
・第三者とのマスターリース契約を結んでいる
デメリット・出資金が元本割れを起こすリスクがある
・途中解約や売却ができない
・抽選の倍率が高い

利回り不動産』は、株式会社ワイズホールディングスが提供する不動産クラウドファンディングです。株式会社ワイズホールディングスは東京に本店、大阪と沖縄に支店を構え、不動産開発・不動産仲介・不動産賃貸業など行っています。

利回り不動産の特徴は、以下のとおりです。

  • 優先劣後出資を採用
  • 1口1万円から少額で投資可能
  • 経済状況に影響されにくい安定した投資が可能
  • 満室保障を利用した空室リスク回避

これまでにホテルや商業施設など、比較的大規模な不動産開発を手掛けてきた実績があります。購入時に多額の資金が必要となる不動産物件を小口化し、少額かつ短期間で投資を開始できます。 

第6位:プロパティプラス

運営会社株式会社リビングコーポレーション
想定利回り3.2%〜10%
運用期間3ヶ月〜16ヶ月
実績総数18件
メリット・収益性が高いデザイナーズマンションが投資対象
・投資リスクの軽減策が講じられている
・会員同士なら出資分を譲渡可能
デメリット・出資金が元本割れを起こすリスクがある
・出資制限がある

プロパティプラス』は、2021年にサービスを開始した比較的新しい不動産クラウドファンディングです。運営会社は東証プライム上場企業の飯田グループホールディングスのグループ企業で、収益性の高い自社物件を投資対象として提供しています。

プロパティプラスの特徴は、以下のとおりです。

  • 豊富な開発実績と⾼い稼働率
  • 優先劣後出資を採用
  • 独自の特許工法で建てられたデザインマンション
  • 1口1万円の少額から投資できる
  • 会員同士なら出資分を譲渡できる

豊富な開発実績と高い入居率を誇る自社開発物件を活用したクラウドファンディングなので、安定した利回りが期待できます。

第7位:大家どっとこむ

運営会社株式会社グローベルス
想定利回り3.5%〜10%
運用期間3ヵ月〜12ヵ月
実績総数43件
メリット・1口1万円から少額で投資可能
・優先劣後方式を採用
・物件の運用・管理が不要
・出資持ち分の譲渡が可能
デメリット・出資金が元本割れを起こすリスクがある
・抽選の倍率が高い

大家どっとこむ』は、厳選された収益不動産に1口1万円から、誰でも簡単にスマホで投資できる不動産クラウドファンディングです。

大家どっとこむの特徴は、以下のとおりです。

  • 1口1万円から投資できる
  • 優先出資・劣後出資を採用
  • 出資持ち分の譲渡が可能
  • 投資家(ユーザー)の口コミが良好

元本保証はありませんが、投資対象が不動産という有形資産になるので、元本割れのリスクは小さく、優先出資・劣後出資を採用することでより想定通りの配当が期待できます。

大家業で面倒とされる賃貸管理・建物管理は、大家どっとこむを運営する株式会社グローベルスが行うので、誰でも簡単に大家になれます。

第8位:TOMOTAQU(トモタク)

運営会社株式会社イーダブルジー
想定利回り6%〜7%
平均運用期間13.5ヶ月
実績総数11 件
メリット・優先劣後システムを採用している
・運用期間が短く流動性が高い
・第三者とのマスターリース(サブリース)契約を結んでいる
デメリット・出資金が元本割れを起こすリスクがある
・途中解約や売却ができない
・最低投資金額が1口10万円と高額

トモタク』は、2020年10月にローンチされた不動産クラウドファンディングです。投資対象となる不動産を小口化することで、少額から投資をスタートできます。

トモタクの特徴は、以下のとおりです。

  • ローリスク・ミドルリターン
  • 運用期間が短く流動性が高い
  • 優先劣後システムを採用
  • 第三者とのマスターリース(サブリース)契約を結んでいる

会員登録、本人確認、出資手続き、書類の受け取りなどが全てオンライン上で完結するので、誰でも気軽に参加できます。

第9位:Rimple(リンプル)

運営会社プロパティエージェント株式会社
想定利回り3%〜5%
運用期間6ヶ月〜12ヶ月
実績総数37件
メリット・優先劣後方式を採用している
・1口1万円から少額で投資可能
・東京23区の投資用マンションが中心
デメリット・出資金が元本割れを起こすリスクがある
・途中解約や売却ができない
・抽選の倍率が高い

Rimple(リンプル)』は、プロパティエージェントが運営する不動産クラウドファンディングです。

プロパティエージェントは、東京23区を中心としたマンション・アパート開発、販売事業に強みを持つ企業で、本業で培ってきたノウハウをもとに投資案件を厳選しています。

Rimpleの特徴は、以下のとおりです。

  • 案件は都心の投資用マンション中心
  • 年間の想定利回りは3%〜5%
  • 1万円から出資可能な小口投資商品
  • 優先劣後構造によるリスクの低減

Rimpleで公募されている案件は、秋葉原、新宿、祐天寺など東京23区の投資用マンションが中心で、年間の想定利回りは3%〜5%、運用期間は6ヶ月程度と短期で運用できるファンドが多い印象です。

第10位:OwnersBook(オーナーズブック)

運営会社ロードスターインベストメンツ株式会社
想定利回り3%〜5%
運用期間3ヶ月〜25ヶ月
実績総数227件
メリット・3%~5%の利回りが期待できる
・2種類の案件タイプがある
・1口1万円から少額で投資可能
デメリット・出資金が元本割れを起こすリスクがある
・途中解約や売却ができない
・配当/出資金返還の遅滞や期限前弁済の可能性がある

OwnersBook』は、日本の不動産クラウドファンディングにおいて最も早くサービスを開始した内の1社です。

OwnersBookの特徴は、以下のとおりです。

  • 少額・分散投資が可能
  • 上場企業100%子会社が運営
  • 案件数が豊富
  • 想定利回りは低め

OwnersBookの参加方法には、主に貸付型とエクイティ型の2タイプあります。貸付型は、クラウドファンディングで集めた資金を、融資を受けたい企業へ不動産を担保にとって融資する方法です。

エクイティ型は、クラウドファンディングで集めた資金で不動産信託受益権を購入します。投資家は、賃料収入や不動産信託受益権の売却による売却益を配当として受け取れます。

第11位:みんなで大家さん

運営会社みんなで大家さん販売株式会社
想定利回り約7%
運用期間3年〜5年
実績総数約70件

みんなで大家さん』では、物件の賃料収入や売却想定価格等をきっちりシミュレーションし、優先劣後構造を採用することで、年利7%程度のハイリターンを実現しています。

みんなで大家さんの特徴は、以下のとおりです。

  • 1口100万円から
  • 解約はいつでも可能
  • 15年間元本評価割れなし

計画された想定利回りを外すことなく、安定した運用を続けている実績があります。

1口100万円の出資から参加することができ、営業者は対象不動産から得られる賃貸利益を出資割合に応じて分配します。

不動産クラウドファンディングとは?

不動産クラウドファンディングとは、一般の投資家から資金を募り、集まった資金を活用して不動産の取得・運営を行います。

ここで得た不動産収益を、投資家に配当することで利益が得られる投資手法です。一般的な不動産投資で発生する修繕や入居者管理などの業務を、クラウドファンディング事業者に任せられるので、時間や自己資金がない方でも手軽に不動産投資を始めることができます。

不動産クラウドファンディングとREITの違い

不動産クラウドファンディングとREITの違いとしては、投資物件を選べるか選べないかという点にあります。

不動産クラウドファンディングは、投資する不動産を選定できる自由度があり、運用益と実際のリターンを個別具体的に想定できます。

一方で、REITは投資家から募った資金をプロが自動的に分散運用するので、投資家は物件選定ができません。分散投資なので投資リスクは低いですが、大きなリターンは期待できません。

物件選定に自信があり、大きなリターンを得たい方は不動産クラウドファンディング、複数の物件に分散投資することでリスクを回避しながら、安定した収益を得たい方はREITがおすすめです。

不動産クラウドファンディングとソーシャルレンディングの違い

ソーシャルレンディングとは、出資したい投資家と資金が必要な企業をマッチングするサービスです。ソーシャルレンディングの特徴として、運営者は匿名で投資を募ることができます。

一方で、不動産クラウドファンディングでは情報の開示範囲に制限がなく、運営者情報はもちろん物件情報も開示してもらえるので安心して投資できます。

不動産クラウドファンディングを選ぶ3つのポイント

運用期間の長さ

不動産クラウドファンディングは、基本的に投資後は満期まで解約できません。運用期間は3ヵ月〜3年以上と幅が広く、目的に応じて投資する必要があります。

一般的に、運用期間が短いファンドはすぐに資金回収できる分、リターンは低い傾向にあります。逆に、運用期間が長いファンドは長期間資金を動かせない分、リターンは高い傾向にあります。

運用期間中は資金を動かせないので、余裕資金で投資されることをおすすめします。

案件の規模・応募倍率

不動産クラウドファンディングは、1,000万円程度のマンションの一室や数億円規模の大型物件など、ファンドの募集金額の幅がかなり広いです。

規模が大きい案件ほど参加しやすく人気が高くなる傾向にあり、ファンドによっては応募開始から数分で募集終了するものもあります。中には、応募率800%を超えるファンドもあります。

先着順に加え、抽選制のファンドも提供されており、応募したからといって必ず投資できるわけではありません。時間をかけてファンドをリサーチしたのに、投資できない可能性がある点は注意が必要です。

運営会社の出資割合

不動産クラウドファンディングにおいて、元本割れのリスクを低減させるために重要なのが出資割合です。

運営会社の出資割合が高ければ高いほど投資家のリスクは低くなり、運営会社の出資割合が低ければ低いほど投資家のリスクは高くなります。

一般的な不動産クラウドファンディングでは、優先劣後出資を採用しています。優先劣後出資とは、損失が出た場合、まずは運営会社の出資金から補填する方法になります。この制度が採用されているので、投資家が出資した元本は守られやすくなり、リスクを抑えた資産運用が可能になります。

一方で、優先劣後方式であってもファンドの損失が大きい場合、運営会社が補填できる金額を超えてしまう可能性があります。優先劣後割合を確認しつつも、ファンド単体のリスクを考慮した投資判断を行う必要があります。

この記事の監修者
株式会社フィジビリ
株式会社フィジビリ
編集部
当社では、フリーランス専門のシェアハウス事業とWebメディア事業に加え、ITフリーランスのネットワークを活かし、Web戦略/マーケティング支援事業を行なっております。当記事は、フリーランス歴5年以上のエンジニア・デザイナー・マーケターが執筆・監修しています。
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