2024年版!ソーシャルレンディングおすすめ11社を徹底比較
実際に複数のソーシャルレンディングを利用している筆者が、本当におすすめできるソーシャルレンディングのみを厳選してご紹介。
- ファンドの想定・平均利回り
- 運用期間の長さや途中で換金可能かどうか
- 実績総数やユーザーの口コミ良好度
- 貸し倒れや返済遅延などトラブルの有無
上記の項目を当サイト独自の採点方式で点数化し、各項目の点数を合算した総合点でランキング順位を決定しています。
融資型クラウドファンディングおすすめ5選
融資型・貸付型クラウドファンディングとは、投資家から集めた少額の資金をファンドを通じて大口化し、資金が必要な企業に対し貸付を行う仕組みです。比較的安定したリターンが見込めるので、新しい資産運用の形として個人投資家から注目を集めています。
数ある融資型・貸付型クラウドファンディングを徹底的に比較し、おすすめのクラウドファンディングのみを厳選して5社ご紹介します。
第1位:オルタナバンク
運営会社 | SAMURAI証券株式会社 |
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想定利回り | 4%〜12% |
運用期間 | 3ヶ月〜3年 |
実績総数 | 350件以上 |
『オルタナバンク』は、第一種金融商品取引業と第二種金融商品取引業を取得済みのSAMURAI証券株式会社が運営するソーシャルレンディングです。
オルタナバンクの特徴は、以下のとおりです。
- 1口1万円から投資できる
- 4%〜12%程度の高い利回りを実現
- サービス開始以降貸付型クラウドファンディングの貸し倒れゼロ
- 3ヶ月程度の短期間で資金を回収できる案件あり
オルタナバンクで募集中の案件に関しては、不動産関連のものが比較的多く、想定利回りは4%〜12%前後です。
中には10%以上の利回りが期待できる案件もあり、投資家からの注目度も高いです。
第2位:クラウドバンク
運営会社 | 日本クラウド証券株式会社 |
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応募総額 | 2,000億円以上 |
想定利回り | 5.8% |
運用期間 | 5ヶ月〜25ヶ月 |
融資元本回収率 | 100% |
『クラウドバンク』は、2013年にサービスが開始された融資型クラウドファンディングです。ソーシャルレンディング事業者の中でも運営実績が長く、取り扱いファンド数などの点において大きなアドバンテージがあります。
クラウドバンクの特徴は、以下のとおりです。
- 1万円から投資できる
- 実績平均利回り5.8%
- 国内証券会社が運営する融資型クラウドファンディング
- 運営期間が長くファンド数が多い
幅広いファンドに投資することが可能で、厳正な審査に通過したファンドのみ公開されているので安心して投資を行えます。
実績平均利回りは5.8%と安定したリターンを期待できますし、1万円からの少額で投資をスタートできるので、自己資金が少ない方にもおすすめです。
第3位:バンカーズ
運営会社 | 株式会社バンカーズ |
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想定利回り | 1.86%〜6% |
運用期間 | 6ヶ月〜12ヶ月 |
実績総数 | 100件以上 |
『バンカーズ』は2020年にサービスを開始し、リリースからわずか4ヶ月で累積募集金額1億3,800万円に到達するなど非常に注目が集まっているソーシャルレンディングサービスです。
バンカーズの経営陣には著名な証券会社や銀行出身者が多く、多彩なテーマでファンドを選べたり、5段階評価でリスクを開示している点が好評です。
バンカーズの特徴は、以下のとおりです。
- 1口1万円から投資できる
- 経営陣には著名な証券会社や銀行出身者が多数
- 多彩なテーマでファンドを選べる
- 5段階評価でリスク開示
- 投資先の情報を開示している
最低投資金額1万円からスタートできるので、自己資金が少なく投資自体が初めての方でも取り組みやすい点が最大の魅力です。最短8分で口座開設の申し込みが完了し、本登録後3営業日で投資をスタートできます。
また、サービス開始以降一度も貸し倒れが発生していない点もオルタナバンクの大きな魅力の一つです。
第4位:Funds(ファンズ)
運営会社 | ファンズ株式会社 |
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想定利回り | 1%〜3% |
運用期間 | 6ヶ月〜36ヶ月 |
正常償還率 | 100% |
実績総数 | 240件以上 |
『ファンズ』は、最低1円からの少額で投資できるソーシャルレンディングです。募集されているファンドは公認会計士や株式アナリストが厳正に審査を行い選定した案件なので、投資初心者の方でも安心して投資を行うことができます。
ファンズの特徴は、以下のとおりです。
- 最低1円から投資できる
- 独自の優待サービスを提供
- 相場による値動きがない固定利回り
- 1〜3%台の利回りが中心
ファンズでは投資先企業と提携し、独自の優待サービスを提供しています。例えば、投資先企業が運営する店舗で使える優待券・割引券など、株主優待より優待利回りが良いものが多いです。
第5位:クラウドクレジット
運営会社 | クラウドクレジット株式会社 |
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想定利回り | 5%〜11% |
運用期間 | 7ヶ月〜19ヶ月 |
実績総数 | 1,800件以上 |
『クラウドクレジット』は、海外投資案件に特化したソーシャルレンディングサービスで、新興国のベンチャー企業にソーシャルレンディングの仕組みを用いて投資できます。
1万円からの少額で投資をスタートでき、想定利回りは5%〜11%とかなり高い水準です。外貨建ての案件にも投資できます。
クラウドクレジットの特徴は、以下のとおりです。
- 1口1万円から投資できる
- 新興国のベンチャー企業に投資できる
- 5%〜11%程度の高い利回りを実現
- 社会的な課題解決を行う企業に投資できる
- 過去に返済遅延や元本割れが発生している
クラウドクレジットでは、単なる貸付け事業に留まらず、社会的な課題解決を行う企業への融資を積極的に行う社会インパクト投資という取り組みも行っています。
株式投資型クラウドファンディングおすすめ2選
株式投資型クラウドファンディングとは、個人投資家から資金を募り、ベンチャー企業のような非上場企業の株式に投資する仕組みのことです。投資家は出資の見返りとして、株式や配当、株主優待などのリターンを得られます。
数ある株式投資型クラウドファンディングを徹底的に比較し、おすすめのクラウドファンディングのみを厳選して2社ご紹介します。
第1位:ファンディーノ
運営会社 | 株式会社FUNDINNO |
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累計成約額 | 約90億円 |
ユーザー数 | 約11万人 |
実績総数 | 290件 |
『ファンディーノ』は、10万円から未上場のベンチャー企業に投資できる株式投資型クラウドファンディングです。2017年にサービスをローンチし、現在ではユーザー数11万人以上、累計成約額は90億円を超えています。
ファンディーノの特徴は、以下のとおりです。
- エンジェル投資家としてベンチャーに投資できる
- 最低投資金額10万円から投資をスタートできる
- 株主優待がもらえる企業も
- 投資をしながら節税もできる
幅広い業種のベンチャー企業に投資することが可能で、ヘルスケア・システム開発・ファッション・広告・AI・食品・バイオ・スポーツなどジャンルは多岐にわたります。
投資先の企業が株式公開(IPO)や売却(M&A)に至った場合、数倍〜数十倍の大きなリターンが得られるのもファンディーノの魅力です。
第2位:イークラウド
運営会社 | イークラウド株式会社 |
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上場の有無 | 非上場 |
期待利回り | 非公開 |
貸し倒れ件数 | 0件 |
『イークラウド』は、2020年にサービスをローンチしたばかりの比較的新しい株式投資型クラウドファンディングサービスです。
株式投資型クラウドファンディングとは、個人投資家から資金を募り、ベンチャー企業のような非上場企業の株式に投資する仕組みのことです。投資家は出資の見返りとして、株式や配当、株主優待などのリターンを得られます。
イークラウドの特徴は、以下のとおりです。
- エンジェル投資家としてベンチャーに投資できる
- 最低投資金額10万円から投資をスタートできる
- 株式公開(IPO)や売却(M&A)に至れば大きなリターンが得られる
- 投資収益を得るまでに時間がかかる
- 貸し倒れリスクがある
将来性のあるベンチャー企業に最低投資金額10万円から投資をスタートできるので、エンジェル投資家としての一歩を踏み出したい方におすすめです。
不動産クラドファンディングおすすめ4選
不動産クラウドファンディングとは、一般の投資家から資金を募り、集まった資金を活用して不動産の取得・運営を行います。
ここで得た不動産収益を、投資家に配当することで利益が得られる投資手法です。一般的な不動産投資で発生する修繕や入居者管理などの業務を、クラウドファンディング事業者に任せられるので、時間や自己資金がない方でも手軽に不動産投資を始めることができます。
数ある不動産クラウドファンディングを徹底的に比較し、おすすめのクラウドファンディングのみを厳選してご紹介します。
第1位:COZUCHI(コヅチ)
運営会社 | LAETOLI株式会社 |
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想定利回り | 約4%〜13% |
平均運用期間 | 11.2ヶ月 |
実績総数 | 約90件 |
メリット | ・配当利回りに上限が設定されていない ・年利率4~13%程度の高い利回り ・いつでも換金できる ・優先劣後方式を採用している |
デメリット | ・分配金は総合課税の対象 ・抽選の倍率が高い |
『COZUCHI』は、LAETOLI株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。リノベーション事業や不動産買取事業を展開する不動産会社でもあり、その本業のノウハウを生かしてCOZUCHIを運営しています。
COZUCHIの特徴は、以下のとおりです。
- 少額から投資OK
- 最短15分で投資可能
- 運用はプロにおまかせ
- 元本毀損の可能性が低く換金はいつでもOK
物件の賃料収入や売却想定価格等をきっちりシミュレーションし、優先劣後構造を採用することで、年利率4~13%程度のハイリターンを実現しています。
第2位:利回りくん
運営会社 | 株式会社シーラ |
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実績平均利回り | 約4.4% |
平均運用期間 | 3ヶ月〜1年 |
実績総数 | 約110件 |
メリット | ・運用期間3か月〜1年の短期ファンド ・実績平均利回り4.4%程度の高い利回り ・優先劣後方式を採用している |
デメリット | ・人気ファンドの抽選倍率が高い |
『利回りくん』の運営会社である株式会社シーラは、2023年米ナスダックに上場した株式会社シーラテクノロジーズのグループ企業です。自社開発マンションブランドの展開、不動産資産管理、運用事業を行っております。
利回りくんの特徴は、以下のとおりです。
- 運用期間3か月〜1年の短期ファンド
- 不動産クラウドファンディング会員数No1
- 実績平均利回り4.4%程度の高い利回り
- 1口1万円の少額から投資OK
- 優先劣後方式を採用している
少額かつ短期ファンドがメインであるため、ユーザー人気が高く会員数は約28万人と業界No1です。年間想定利回りは4.4%程度ほどなので、ミドルリスク・ミドルリターンのファンドが多い印象です。
第3位:TECROWD(テクラウド)
運営会社 | TECRA株式会社 |
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想定利回り | 7~11% |
運用期間 | 4~30ヶ月 |
主な投資先 | マンション / ビル / グループホーム |
出資形態 | 優先劣後方式 |
メリット | ・優先劣後方式を採用している ・高利回りが狙える ・為替変動によるリスクを軽減 |
デメリット | ・出資金が元本割れを起こすリスクがある ・カントリーリスクがある ・最低投資金額が1口10万円と高い |
『TECROWD』では、経済発展の著しい新興国のオフィスビルやレジデンス、国内の障がい者を対象とした集合住宅を取り扱っています。新興国では著しい経済成長が見られるので、市場成長や高い配当が期待できます。
TECROWDの特徴は、以下のとおりです。
- 10万円から投資可能
- 平均利回り8%以上
- 手続きは全てネットで完結
- 国際的格付を取得しているインベスコアグループが運営
ファンドの対象となる不動産は、運営会社であるTECRA株式会社が建設・監修を担っており、新興国の富裕層向け高級住宅や複合商業型オフィスビルが主で、利回りの高いファンドが多いです。
第4位:OwnersBook(オーナーズブック)
運営会社 | ロードスターインベストメンツ株式会社 |
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想定利回り | 3%〜5% |
運用期間 | 3ヶ月〜25ヶ月 |
実績総数 | 227件 |
メリット | ・3%~5%の利回りが期待できる ・2種類の案件タイプがある ・1口1万円から少額で投資可能 |
デメリット | ・出資金が元本割れを起こすリスクがある ・途中解約や売却ができない ・配当/出資金返還の遅滞や期限前弁済の可能性がある |
『OwnersBook』は、日本の不動産クラウドファンディングにおいて最も早くサービスを開始した内の1社です。
OwnersBookの特徴は、以下のとおりです。
- 少額・分散投資が可能
- 上場企業100%子会社が運営
- 案件数が豊富
- 想定利回りは低め
OwnersBookの参加方法には、主に貸付型とエクイティ型の2タイプあります。貸付型は、クラウドファンディングで集めた資金を、融資を受けたい企業へ不動産を担保にとって融資する方法です。
エクイティ型は、クラウドファンディングで集めた資金で不動産信託受益権を購入します。投資家は、賃料収入や不動産信託受益権の売却による売却益を配当として受け取れます。
ソーシャルレンディングを選ぶポイント
ソーシャルレンディング事業者を選定する3つのポイントを解説します。
ファンド数
先着順、もしくは抽選で対応しているソーシャルレンディングですが、近年非常に注目を集めているため、人気のファンドであれば募集開始から1分以内で募集を締め切るファンドも存在します。
ソーシャルレンディングに関するネガティブな口コミのほとんどは、「何回応募しても落選してしまう」「クリック合戦になってしまう」といった、ファンドを買いたくても買えないという声です。
また、事前に入金しなければ応募できないファンドも存在しており、投資できなければ多額の資金を眠らせておくことになります。そのため、事前にファンド数を確認しておくことは非常に重要と言えます。
ファンドの透明性
ソーシャルレンディングでファンドに投資する際、投資先の企業が信頼できるかどうかは重要な判断材料になります。
一方で、一部のソーシャルレンディング事業者においては、借主となる事業者が匿名であるケースもあります。
借主の企業名や事業内容、返済方式、担保の内容、過去の不渡り歴などの詳細情報を開示しているソーシャルレンディング事業者を選ぶようにしましょう。
ファンドの貸し倒れリスク
投資商品において、元本保証は出資法により禁じられています。
ソーシャルレンディングにおいても、投資した案件の企業業績が悪くなると、貸し倒れが起きて損をしてしまうリスクがあります。
貸し倒れを発生させたことがない事業者や、貸し倒れが発生しても元本が守られている不動産担保付き・保証付きファンドを扱っている事業者も存在するので、そういったソーシャルレンディング事業者を選ぶようにしましょう。